意外と知らない人が多い!緊張したら足汗が出る原因とは?

緊張すると手に汗を握るなどと言いますが、実は足からも汗が出ています。手汗と違って、足は靴下を履いているので、かいた汗がすぐに吸収されたり、汗で湿っている様子が目に見えないため、手汗ほど問題になることは少ないようです。

 

しかし、ストッキングに合皮のパンプスを履くなど、汗の吸収が悪く蒸れやすい状態では、足汗をたくさんかくと、べたべたして不快に感じたり、足の中が蒸れて臭いが発生する原因となります。そこで緊張すると分泌される足汗の原因と対策について調べてみました。

 

緊張すると汗が出る仕組み

緊張したり不安に感じたりすると、手のひらや足の裏など、特定の部分のみに汗をかいてしまうという人は多いと思いますが、これは緊張性発汗または精神性発汗と呼ばれるものです。

 

これは人類の祖先が樹上生活をしていたとき、木の高い位置にいるときに手のひらや足の裏が汗で適度に湿っていたほうが、木をつかみやすく都合が良かったためと考えられています。

 

また、地上で敵に襲われそうになって緊張したときに、足の裏が汗で湿っていると、地面とほどよい摩擦で早く走れたと言われています。また、自律神経の乱れが原因で必要以上に汗をかいてしまうことがあります。

 

自律神経は、呼吸や消化・吸収などの生命活動に関わる神経で、主に体を活発に働かせる交感神経と、比較的リラックスした状態にする副交感神経があります。

 

それぞれが体の状態に合わせてバランスよく働くと、体は正常な状態を維持できますが、不規則な生活や、精神的なストレスによって自律神経のバランスが乱れると、身体や精神面で不調が出ることがあります。

 

自律神経の異常である自律神経失調症は、主に副交感神経の働きが弱くなってしまう状態ですが、発汗は自律神経のみで調節されているため、副交感神経が弱くなった状態では、自律神経が働きすぎて必要以上に汗をかいてしまうことがあります。

 

手汗、足汗が止まらないときの対策

このように、人類の祖先が樹上生活をしていたときの名残のため、精神の緊張によって手汗、足汗をかくことがありますが、野生動物に襲われることのほとんどない現代では必要のない機能ですね。

 

緊張したり不安に感じて手汗、足汗がたくさん出てしまうと、その恥ずかしさや周りに知られたらどうしようという思いから、交感神経が過敏になって、ますます多くの汗をかいてしまう、悪循環になることがあります。

 

汗をかくのは、生物として正常であるとあまり気にしないことが一番ですが、どうしても気になるようなら、制汗剤を使用したり、皮膚科で相談すると良いでしょう。

 

まとめ

緊張すると手汗、足汗をたくさんかいてしまうのは、人類の祖先が樹上生活をしていた名残であったり、自律神経のバランスの乱れによるものと考えられます。

 

汗をかくことは異常ではありませんから、気にしないことが一番ですが、どうしても気になるようなら皮膚科で治療を受けることができますから、相談してみると良いでしょう。