足汗の量を少なくしたい!手術したら汗は出なくなるのか?

足は汗をよくかく部分ですが、体のほかの部分と違って、靴を履いていることが多く、通気性が悪いため、蒸れたり臭いが発生したり、汗によるトラブルが多い部分です。

 

手のひらやワキの多汗症は、手術をすることによって改善されることがありますが、足汗も手術によって抑えることができるのでしょうか。

 

足汗の手術について

手のひらの多汗症は手掌多汗症と呼ばれ、重度の場合は何もしていなくても手から汗がしたたるほど汗が分泌されることがあります。

 

そうなると日常生活で支障をきたすため、薬物療法によって、発汗を伝えるホルモンの伝達を遮断したり、塩化アルミニウムを塗布して汗腺を塞ぐ治療のほか、胸部にある、発汗を伝える交感神経を切断する手術が行われます。

 

足裏の多汗症の場合も、まずは手掌多汗症と同様の薬物治療が行われ、それでも足汗がひどいようならば、足裏の汗を出なくする手術もあります。足汗を止める手術では、腰椎の交感神経をブロックする方法が採られています。

 

手術の成功率は90%以上と安全性の高い手術ですが、手汗を止める手術では神経を切断するのに対して、足汗の場合は交感神経の間に針を刺してアルコールを注入し、神経をブロックするという方法であるため、永久に効果が持続するわけではなく、足汗が止まるのは5年程度と言われています。

 

足汗の手術の注意点

交感神経をブロックして汗を止める手術では、手のひらや足の裏など、目的の部分の汗が止まる代わりに別の部分から大量に汗をかいてしまう代償性発汗が起きることがあります。

 

代償性発汗で汗を多くかく部分は、顔や首などが多いのですが、これらの部分は普段は露出しており、汗をかいてもすぐに蒸発してしまうため、あまり気にならない人が多いようです。

 

また、足汗を止めるために腰椎の交感神経をブロックすると、まれに生殖機能に影響を及ぼすことがあります。特に男性では、手術の効果が持続する5年間の間に射精障害が起きる危険がありますから、その期間に子どもが欲しい場合などは、手術は避けたほうが良いでしょう。

 

まとめ

手掌多汗症の場合と同様、足汗も手術によって止めることができますが、交感神経を切除する手のひらの場合と異なり、足汗の手術は交感神経の間をアルコールでブロックしているので、効果が永久に持続するわけではありません。

 

また、代償性発汗や生殖機能に影響を及ぼすリスクが少なからずありますから、他の方法もよく検討し、手術を行う前に病院で十分に相談してから慎重に決めましょう。